週刊チャオ、まだあります

かつてチャオBBSにいた全ての人たちへ、ぼくたちはまだ"週刊チャオ"にいます。

忘れていいこともあるよね。

ご機嫌うるわしゅう。
私はチャオBに咲く美しきアマリリス
スマッシュ(ID:011089)でございます。

 

私、知っていることがございますの。

 

週刊チャオに参加されていらっしゃった、
元チャオラーの方々にとって、
チャオBやチャオ小説が黒歴史って、コ・ト★

 

でも安心してくださいまし。
今回の記事で、私はあなたを
黒歴史の苦しみから解放して差し上げますわ。

 

 

……。
…………。
ゲホッ!ゲホゲホ、
ゲェェェーーーッ!!

 

なんだこのキャラ!?
当時の僕、こんなキャラじゃなかったし!
新しい黒歴史を生み出してどうすんだ!
自殺願望かよ!

 

というわけで今回のテーマは、
黒歴史
もっと素直な言い方をすれば、
思い出したくない、恥ずかしい過去ですね。

 

目次 

 

私の一番の黒歴史

私にとって、チャオBでの一番の黒歴史は、
「耐久の鬼」という企画です。

 

「耐久の鬼」とは、
私スマッシュが徹夜してチャットルームにい続ける、
という企画でした。

 

この企画のせいで、

私はチャオBからしばらく身を引くことになりました。


どうして身を引かなきゃいけなくなったのか。

理由はとても単純です。

チャット内で喧嘩をしたからです。

さらに、失敗の責任を負わなきゃいけないと、

強い思い込みがありました。

 

企画の主役であるにもかかわらず、

喧嘩して企画を台無しにするようなクズは、

チャオBから消えるのがスジ。

そう私は考えました。

チャオBに居座って、それで許されるなんて、

思ってもいませんでした。

 

幼ければ、失言したり感情を制御できなかったりします。
それは仕方ないことかもしれません。
だけど私は、トラブルを回避できるものなら回避したかった。

チャオBを離れてからも、

様々な誘惑に負けてチャオBに戻ってからも、

そして今でも、

そんなふうに思ってしまいます。

 

過去に戻ってやり直せるなら、

今の大人な精神状態で無事に事を済ますか、

いっそ耐久の鬼なんて企画自体、なくしてしまいたい。

 

これが私の黒歴史です。

 

たぶんこれを読んでいるあなたも、
「あの頃の自分は人格的に未熟だった」
と思うところがあって、
恥ずかしい気持ちを持っていますよね。

 

だから思い出したくない。
黒歴史になってしまう。
その気持ち、よくわかります。


そこで今回、私は提案します。
それは「忘れちゃおうよ」ってことです。

 

忘れちゃおうを提案します

本当に恥ずかしい過去、

笑い話にすらできないような過去、

それには触れなくていいんじゃない?

って私は思うのです。

 

ネットでの過ちは消えない。

データは残り続ける。

そんなふうに言うけれども、

過去のデータをわざわざ見る人は少ないです。

チャオBBSはもうアクセスできないし、

週チャオライブラリーを見ている人だって、

数人がいいところでしょう。

 

あなたの過ちは、みんな忘れてます。

仮に覚えていたとしても、うろ覚えです。

だからあなたも、忘れていいんじゃないですか?

 

それに、大切なのは過去のあなたじゃありません。

 

チャオ二十周年を機に動き始めた
週刊チャオの一連の活動の主役は、
今の私たちです。

 

今のあなたが、主役になるんです。

 

黒歴史からは宝石も出てくる

……と、ここまでは黒歴史を抱えたあなたを癒すために、

精一杯の優しい言葉を連ねてまいりました。

 

それなのにこのタイミングで、

こんなこと言っちゃいますね。

 

週刊チャオライブラリー、見ようぜ!」

 

週刊チャオライブラリー
http://weekly.chaoler.net/library/
黒歴史の宝庫として、
チャオラーに恐れられている節があります。

 

もしあなたが第二期の週チャオに参加しているのなら、

あなたの作品もここに収録されています。

それを、見ましょう。

 

忘れてもいいよ、って言った後に、

その黒歴史を直視しろっていう手のひら返し。

「これまでのいい話っぽい雰囲気はなんだったんだ」

と思われても無理はありません。

 

でもね、見るといいこと、きっとあります!

 

ずっと昔に書いた小説のことなんて、 

ろくに覚えていませんよね。

ライブラリーで改めて読み返してみると、

昔の自分が持っていた才能との思わぬ再会があります。

現在も週チャオに残っているメンバーたちも、

実際にライブラリーで過去の作品を読み返しています。

そしてみんなが一様に言うんですね。

「昔の作品、意外と面白いじゃん」って。

 

たとえば私の小説の場合、
「Beam of Hope」という小説に驚かされました。

 

チャオがとても凶暴な生き物に進化してしまい、
主人公がその凶暴なチャオたちと戦う物語。

 

私はこの小説、めちゃくちゃ頑張って書きました。

「聖誕祭に、長めの読み切り作品が投稿されたら、みんなびっくりするんじゃないかな!?」

と考えた私は、

聖誕祭の二か月も前からひそかにこの物語を書き進め、

1万8000文字の小説に仕上げました。


だけど投稿してみたら、全然反響がありませんでした。

もらった感想は一件。

長い時間かけて頑張って書いたけど、

でも全然読んでもらえなかった失敗作。

 

私にとって「Beam of Hope」は、

すごくスベった恥ずかしい作品でした。

 

でも読み返してみたら、
魅力的なセリフがいくつか見つかって、
めちゃくちゃびびりました。

「当時の自分、やるじゃん!」

ってやつですね。

 

特に面白かったのを引用してみます。

 

 >「チャオカラテだ、チャオレースだ。とか言ってさ。
>チャオを強くしてよ、戦わせるんだ。
>きっと、チャオはそんなこと望んでないんだ。
>ただよ、みんなで遊んだり、歌ったりお絵かきしたり、踊ったりしてさ。
>で、遊び疲れて腹が減ったから飯食ったり、眠くなったから寝たりしてよ。
>そういうさ、なんでもないんだけど、でも楽しい。
>そんな日々を過ごしていきたいんだ。
>なのによ、繁殖していいアビリティのチャオが生まれたら、もう用無しだ。
>って言われて捨てられたり、一生懸命頑張っても、負けたら怒られてさ。
>勝ってもよ、相手のチャオは泣いててさ。
>きっと、どっちかが泣くなんてことはなかったのによ、みんなもっと楽しく、笑って暮らせたはずなのにさ。
>俺達が、壊しちまったんだ。何もかも。
>きっとさ、こいつらも戦いたくなんかなかったんだ。誰も殺したくなんかなかったんだ。
>でも、そうしないと生きられなくて、そういうふうに俺達がしちまって……」

 

 冒険もの、バトルものって週チャオでは定番でした。

定番で目立っていたからこそ、

「やっぱチャオが戦うのって変じゃない?」

って考えも、時には生まれてきちゃいます。

チャオって基本的に可愛い生き物ですし。

 

週刊チャオが休刊してからの私は、

チャオは戦わない生き物という前提でチャオ小説を書くようになりました。

 

戦いのないチャオ小説。

もしくは、この「Beam of Hope」のように、

異常が起きて、戦う生き物になってしまったチャオたちのチャオ小説。

そういったものをひたすらに書いています。

 

源流がここにあったんだな、と読み返していて感じました。

中学二年生の時に、もうここまでは考えていたんだな。

というのが感動でした。

 

 

それからもう一つ。

ありがちだけど、かっこいい感じのセリフもありました。

 

>「なぁ、お前が俺に声を掛けた理由ってなんだ?」
>「偶然さ。俺が偶然俺一人じゃあ足りないと思っていた時に
>偶然天才なチャオの飼い主として雑誌に載ったことのあるお前を見つけたんだ」
>ホワイトはそう言うと、エレベーターの方へ歩いていく。
>ホワイトはボタンを押そうとしたが、何かを思い出したかのようにこちらを向いた。
>
>「もしかしたらお前はこの偶然が起きない方がよかったと思っているかもしれない。
>でもな、4日前お前がいなかったら山ほどいるチャオ達の一斉攻撃で俺は死んでいただろうよ」
>そう言うと、ホワイトはエレベーターのスイッチを押してエレベーターに乗る。
>そして、ドアが閉まる前にホワイトは微笑みながら言った。
>
>「たとえ偶然によって運命がどんなに変えられたとしても、
>お前のした行動は全て偶然なんかじゃないだぜ。
>今までも、これからもな」

 

 

脱字があるのもご愛嬌。

当時中学二年生ってことは、

まさに厨二病まっさかりの時期。

それでもちゃんとポジティブな言葉を書けて、偉い!

 

たぶんチャオ小説にかける情熱が、

この小説の質を、本来の実力以上に押し上げてくれた。

そんなふうに今は思います。

 

→「Beam of Hope」を読んでみる

 

 

まとめ

私以外の小説でも、掘り出し物は続々と見つかっています。


たとえばろっどさんの「月と太陽の物語」での珍発言。
だーくさんの「シャドウの冒険」でのキレ味ありまくりのギャグ。


もしかしたらあなたの小説にも、
あなたの知らない、とっておきのネタが潜んでいるかも。

 

だから、痛いって思うかもしれないけれど、
恐れずにライブラリーに飛び込んでみてください!

 

→週刊チャオライブラリー

 

さあ、輝く未来へ、
アマリリ・スマ~~ッシュ★
(そして新たな黒歴史が生まれた)

 

さらにワンポイント!

週刊チャオライブラリーには、

様々な便利機能があります。

作品を探す時に、並べ替え機能やタグ機能が役に立ちます。

 

だけど、検索機能だけじゃないんです!

あまり知られていないけど面白い機能を紹介します。

 

それは総容量機能です!

これはサイズ(文字数)を計算してくれる機能で、

作品、もしくは作家単位で計算が可能です。

 

この作品について(この作家について)

に、総容量という項目があります。

 

f:id:shuchao1223:20180730174045p:plain

 

計算する、をクリックするとサイズと文字数を計算してくれます。

「あの冒険ものは、どのくらいの長さなんだろう?」

「あの人はどんくらい書いていたんだろう?」

といったふうに、色んな作品、色んな作家の文章サイズを

調べて遊んでみてくださいね☆

 

▼この記事でリンクしたページはコチラ!