週刊チャオ、まだあります

かつてチャオBBSにいた全ての人たちへ、ぼくたちはまだ"週刊チャオ"にいます。

狙った台詞は大抵外れる

こんにちは。もしくはこんばんは。
毎度毎度謎の文章を投稿するホップスターです。

突然ですが、皆さんは、週チャオの作品の中で、「好きな名台詞」って、ありますか?

いい作品には、いい台詞が付きものです。
印象に残った台詞は、頭の中で繰り返し流れて、より人の心に深く刻まれます。

…でも、それって、意外と作者としては、狙ってなかったりするんですよね。
作者にとっては、「え?これが?」ってシーンや台詞が、後々読者の記憶に残ったりする。
逆に「これは名台詞いけるやろ!」って気合入れて書いた台詞が、あんまりウケなかったり…

という訳で、今回は超自己満足企画。

私は自信満々で書いたはずなのに、あんまりウケなかった名台詞ランキング」を発表します!

…たまにはこんな記事もいい…よね?

 

 
まずは第3位!

2011年に「週刊チャオ鍛錬室」というコーナーに載せた、「彼女の病室」というお話から。

 

「過去にどんな不幸なことがあっても、それをネタにして笑って話せる…それが幸せってことでしょ?」


ラストシーンで生死の境を彷徨ったヒロインが笑いながら言って〆るシーンです。

これは割と私の根本的な思考がベースにあって、最後に笑って終われる人生にしたい、というホップスター自身の人生観がものすごく強く出たセリフになっています。

ただまぁ、このお話自体がかなり衝動的に書いたお話(詳細はあとがき参照)だったので、物語全体としてはかなりちぐはぐなものになってしまい、あまり評価されませんでした。
ついでに言うと鍛錬室というコーナーの性格上某氏にフルボッコにされました…ということで、逆の意味で印象に残ってしまいました。


続いて第2位。

2012年に書いた「魔法少女になれなかった日」というお話から。

 

「…あたしさ、何をやってもうまくいかなくて。…勉強も、運動も、バイトやってもあぁだしさ。…でも、こんなあたしでも、できることがあるんだって。人知れずだけど、みんなの役に立てるんだって。それを、魔法が教えてくれたの…」


物語のヒロインが出会う魔法少女が、敵を倒した後、こうヒロインに告白します。
人間には、必ず生まれてきた意味があり、必ず輝ける場所がある―――的な名台詞になる…予定だったんですが、評価されたところを見ることはありませんでした。がっくり。

半分余談になりますが、この「魔法少女になれなかった日」は、今のところ自分の中では割と良くできているお話だと思ってます。
…構成、キャラクター、展開、オチまでほぼ完璧だと今でも割と思ってるのですが…まだまだ修行が必要なようです。


そしていよいよ第1位。

2008年、週チャオが休刊した際に書いた「REMEMBER!![リメンバー!!]」というお話から。

 

「これ以上・・・絶望したくないのよ!!!

 創世記の旧チャオBを見て、チャオは絶対有名になるって信じたのに!!
 旧チャオBの大物たちが、チャオを永遠に支え続けるって信じたのに!!
 ソニアド2発売を聞いて、チャオの無限の可能性を信じたのに!!
 ゲームキューブに移植して、今度こそチャオが広まるって信じたのに!!
 新チャオBにたくさんやってきた子供達が、チャオの未来を支えるって信じたのに!!
 署名運動が始まるって聞いて、絶対にチャオを救ってくれるって信じたのに!!

 ・・・私はその度に絶望した・・・」


敵役である天才プログラマー・黒川紀子が、何故世界を滅ぼそうとしたのかと問われての答えです。
チャオ10周年を記念して書いたお話ということで、それまでにあった出来事とチャオラーの希望と絶望を全て詰め込んだ、自分としては渾身の台詞です。

…が、またもやこれも評価されたところをまったく見たことがありません。
執筆時はチャオBに掲載することを想定して書いていたのに、掲載する前にチャオBが永遠のメンテナンスに突入してしまうという悲劇も相まって、読者さんには違和感が残るものになってしまったようです。残念。


以上、如何だったでしょうか。
私という人間がどれだけ見当外れかがよく分かるランキングだったのではないでしょうか。

正直最近、歳を取るにつれて文章力が落ちてきて、昔ほどお話が書けなくなってしまったのですが、
いつか「この台詞が良かった」と言ってもらえるように精進したいと思います。