週刊チャオ、まだあります

かつてチャオBBSにいた全ての人たちへ、ぼくたちはまだ"週刊チャオ"にいます。

網膜、剥がれました!

おっす! ろっどです!

皆さんは「網膜」ってご存知ですか?

眼球の内壁を覆う組織で、その役割からカメラのフィルムに例えられるアレです。

網膜っていうのはその名の通り薄い膜状に形成されているんですね。

 

では、この網膜が剥がれるとどうなるか?

眼が見えなくなります。

この疾患を網膜剥離と言います。

 

さて、今回はチャオと全く関係のないお話です……

ろっどの網膜剥離手術体験記~地獄の3週間入院~!

お聴きください!

 

 

発端

 

きっかけは視野欠損でした。

視野欠損とは文字通り視野の一部が欠けてしまう症状です。

視界の一部に黒い影が落ちます。その部分だけは黒ずんでいて何も見えません。中には「黒いカーテンがおりてくる」と表現する人もいるようです。

ぼくの場合は右眼の上1/5くらいが欠けていて見えませんでした

(最初はものもらいだと思いました)

 

とは言え、経験したことのない皆さんにはピンと来ないと思います。

実際になったぼくがピンと来ていないので当たり前だと思います。

どのくらいヤバイかって言うとですね、欠けた視野は二度と戻って来ません。

視野が欠けた時点で病院に行っても遅いのです。

じゃあ100%初見殺しでゲームオーバーじゃん!

……と思ったそこのアナタ!

実は網膜剥離には前兆があります。

それが光視症です。

 

光視症とは?

視界のあちこちがキラキラと光る現象だよ!

稲妻が奔るように見えることが多いぞ!

 

光が見えた時点で病院に行けば間に合うケースが多いそうです。この段階では網膜はまだ剥がれておらず、孔が空いている状態なのだそうです。

この孔に体液が入ることにより、網膜というフィルムが浮いて剥がれて行きます。

だから孔をレーザー治療などで焼いて塞ぐのです。そうすることで、網膜は剥がれません。

この前兆に、実は気が付いていました。突如として右眼に稲妻が奔るのですから、普通に気付きます。

病院には行きませんでした。

なぜって?

能力に目覚めたと思ってました

冗談じゃないです。マジでついに来たかと思いました。

(ぼくは中二病ですが流石にここまで重症ではありません)

ぼくが能力に目覚めたと勘違いした理由は二つあります。

1つは知識不足です。

光視症なんて知らねーよ!ってことです。

もう1つは、毎日徹夜でゲームをしていたことです。

寝不足で判断能力が低下していました。

そしてこのもう1つの理由である「毎日徹夜でゲームをしていたこと」が、網膜が剥がれた直接的な原因だと考えられます。

 

原因

 

Splatoonです。みんな大好き任天堂アノゲームです。

ぼくはそこそこ前まではSplatoonにどっぷりハマっていて、結構大会とかも出てたんです。

(Splatoon2では公式大会である「Splatoon甲子園 2018」の地区予選で優勝し、全国大会にも出ました!ちなみにSplatoon甲子園の公式ファンブックではプレイヤーネームを間違えて記載されていました。ろっどの名前が記載されることはなかった……写真は載っていますが)

そのハードな練習の影響で眼にダメージを負ってしまった

そういうことです。

しかもこの時、あんまり食欲なくてご飯食べてないことも多かったんですね。

栄養不足のダメージって眼から来るんですよ。

ゲームのやりすぎってヤバイんだなあと思いましたね!

でもこれらってあくまで直接的な原因なんです。

本当の原因は他のところにあります。

それは、俺なら大丈夫!という謎の自信でした。

ご飯食べてなくても行ける!だって俺だから!

寝なくても行ける、無理くらい通せる!だって俺だから!って思ってたんですね。

負けず嫌いがエスカレートして自分の体の不調とも戦っていたのです。

――まだ行ける。

――少しくらい体調が悪くても何とかしてみせる。

――俺なら大丈夫だ。

まあ何ともならなかったし、大丈夫じゃなかったんですけどね!

 

手術

 

緊急入院で手術、そう言われた時はビビりました。

仕事は?ゲームは?お金は?って、さすがに色々不安でした……。

嘘です。全く不安じゃなかったです。実は結構楽しんでいました。

ちゃんとした病名が付いたことで「ああ……やっぱ無理しすぎはダメなんだな……」って思ったし、まるで25年連れ添ったマイカーが廃車になった時のような、そういう類の気持ちでいっぱいでした。

手術は怖くなかったです。放っておくと失明するらしいので手術するかあってくらいのノリでした。

部屋の空き状況の関係で運よく個室に案内されたこともあり、入院生活初日は快適でした。

ただ手術が地獄でした。

まず筋肉注射と行って、軽く筋肉を麻痺させておくんですね。手術中に体がビクンビクンしたら大変なので。左肩にぶっといのを刺します。次は視神経に麻酔をかけたい。これは瞼の下あたりに刺すんです。超痛い。

そして手術が始まります。手術ライトで眩しくて何も見えません。頭はぼーっとしています。でも自分の眼が弄られているのは分かる。

とりあえず眼の奥が痛い。全身麻酔じゃないから二時間半くらい眼を開けっ放しで寝っ転がってるんですが、これがまたしんどい。

手術は痛くないんじゃなかったのかよ!

って思ったけど、無事手術は終わりました。簡単に言うと網膜をくっつける手術です。

くっついても「これ以上剥がれない」だけで「剥がれていた部分が回復する」わけではありません。

今でも視野は欠けたままです。悪化はしないのでとりあえずは安心です。

でも残念ながら本当の地獄はここからだった……。

 

入院生活

  • 病院食がマズイ
  • 出歩けない
  • ゲームができない

以上、これを3週間です。

しかもその間、ずっと右眼に眼帯を付けていなければならなかったため非常に不自由でした。

とても苦痛でした。二度と入院したくない。

 

教訓

 

今回の一件から得られた教訓は、

「稲妻が見えたからと言ってそれは能力の覚醒ではない」

ということです。

嘘です。

無理はよくないってことですね!

何事もほどほどに頑張るのが一番です。

最近では楽をすることに慣れてしまって頑張るのがしんどくなりつつあります。

なのでこれを読んでくれた皆さんも!

ぜひ!!

がんばって記事を書いてください!!!

よろしくお願いします!!!!