週刊チャオ、まだあります

かつてチャオBBSにいた全ての人たちへ、ぼくたちはまだ"週刊チャオ"にいます。

感想コーナー返信ゼロ件

おはこんにちばんは(死語)! ろっどです!

皆さんは感想って書いていましたか。

それとも、他の人の作品はあんまり読んでなかったよって人の方が多いのかな?

 

感想ってもらったらすっごい嬉しいじゃないですか。

でも150号あたりから感想を書く人がぼちぼち減って行って、「感想コーナー」ができた頃には1作品につき1つしか感想が来ない……みたいな感じになっていたようです。

これってどうしてなんでしょうかね?

ぼくは、やっぱり感想って書くのめっちゃ難しいからだと思うんですよね。

読むだけでもハードル高いじゃないですか。

その上で面白い!って感じて、感想を書こう!にまで至るのって、実は相当稀有なことだと思うんですね。

だけどせっかく書いたんだし感想欲しい!

だから、恩を売って恩で返してもらおう

(みんなに感想を書くことで感想をもらおう)

そう考えた男がいました。

 

ぼくです。

 

 

感想の思い出

ぼくがメインで活動していた時期で、最も活発だったのはやはり月と太陽の物語の連載中でしょう。

連載期間は週刊チャオ113号~145号、2004年5月~12月25日までです。連載終了はちょうどクリスマス当日だったようですね。

感想、どんなものをもらったか皆さんおぼえていますか?

月と太陽の物語の最終話では、このような感想をもらっています。

 

ダーク ID:015284 2004/12/26 16:31:20
いやぁ、終わりましたねぇ。続くけど(笑

じゃ、今回も前と同じ書き方で書きますね。

どんどん姿、力を加えていくエンペラーに、月&太陽が頑張っていますね。

究極技の連発で、対応しきれているのが凄い(笑

それでも、エンペラーはなかなかしぶといですね。
しかも、いつのまにかスーパー化までした月&太陽の応戦に感動!

そして、色々な過去が分かっても、戦いは続行し、最後は究極技でビシッと決まった!

今回は、究極技、協力技がメインでしたね。

感動の最終話と思いきや、まだまだ???も登場するし、月&太陽の物語は不滅!?

では、次週も頑張ってください!

 

これが感想の中で最も多かった感想、

あらすじ型感想です。

読んだけど、どんな感想を書いたらいいのか分からない……でも読んだことは伝えたい!

そう考えた若いぼくたちが生み出した超必殺技。

ストーリーをなぞる。

恐らく皆さんも一度は経験があるのではないでしょうか。

 

他にもこんな感想があります。

 

しぐま ID:014044 2004/12/28 01:15:31
ほんっとおおうに、お疲れ様jkfdghヴィオくぁcbg府オvのたらべうおlる(ええ?)


さて、今度はラストエンペラーですか・・・。
と、きましたグロウ!

そして、返信のスキがある間に、封印解除を二人に命令。
すると・・・


スーパーカー!!!!(車あ?)
シャドチャのムーンはその通りに!
そうではないサンも黄金化!
これで価格上昇!(下がってるよ!)

さあ、巣食え!じゃなくて救え!

ということで究極技の応酬。
巨大化のエンペラーと渡り合っています。

けど、エンペラーもまめに強化。
ついにはラストを通り越してファイナルに!
本当のファイナルバトルだア!

って、なんか光の龍くんが・・・。

と、仲間のみんなも、がんばってますね。
みんなで思いの力を集めています。

ゲート「『みんな!おいらに思いのパワーを分けてくれ!』ってか?」

アルバート「ぱくってはいけないだろう・・・。」

今回自分やりたい放題だな・・・。(え?)

スターもフェルと祭壇へ・・・。

と、エンペラーの過去バナ。

なんか、報われないやつだったんですね・・・。
名前だって、親が愛情をこめてつけた名前だったのに・・・。
第一名前だけで一気に冷たくなるとは・・・。

うう、ハンカチが・・・。(泣)

サード「くっ、そして、その悲しみは闇になる・・・。いい結末だな。」

全然良くないから。まったく報われてないし。

と、闇エンペラーが復活。
そして三人はピンチに・・・。


地上ではついにパワーが結集。

みんな!おらに救いの(以下省略。)

そして、三人はその力で完全復活!

この力で・・・。

『アルティメット・セイバー!!!!!!!!!!!』

すごい、救い玉(もうええわ!)

エンペラーはそれにより消滅。
ああ、エンペラーも被害者なんだよな・・・。(切ないから言うな。)

しばらくして、グロウのみ安否が確認。
みんなはそれぞれの目的を持って、解散。

と、2へといざなう謎の会話が・・・。
ようし、2でも応援のエールを送りますよ!

ゲート「がんばれ!」

アルバート「無理せずに行こう!」

ミール「楽しみにしとるで!」

サード「さあ、再び闇の返り咲きだな・・・。」

もう、引っ込んでいいから。


それでは、2でもお会いしましょう!
さようなり!

 

キャラクター登場型感想です。

読んだけど、どんな感想を書いたらいいのか分からない……でも読んだことは伝えたい!

そう考えた若いぼくたちが生み出した超必殺技。

自作品のキャラクターを登場させる。

恐らく皆さんも一度は経験があるのではないでしょうか。



進化してゆく感想

さて、そんなカオスを極めし感想コーナーですが、ろっどさんが全員感想をしていた時期はこんな感じです。

 

ろっど ID:015498 2008/07/14 11:42:11
第二章完結、お疲れ様でした。意外と予想通りの展開でにやりと微笑んでおります。最も神様までは予想がつきませんでしたけど(汗)
どうもご無沙汰しております。ろっどです。

ではまず早速、恐らくダークさんの狙い通りであろう、ですがあえてぼくはその狙いに乗ります。ルゥ姉さんかわいいです。
これを言う事によってぼくはまた大切な何かをなくした気がします。しかしルゥ姉さんファンとしてはいわざるを得ない状況です。いえ、言わなければファンとして失格でしょう。
というわけで照れてるルゥ姉さんがかわいい回でした。さすがお姫様。シャドウとお似合いですよね。

え、エイリアが怖すぎます。ちょっとキャラクター感想みたいになってますけどすごく印象に残ってます。ぼくは感想を書く際、読んでからしばらく時間を置くのですが、せりふをソラで暗唱できます。
ナイツくんどうしたんですか。ちゃんと縄つけておかないと……(爆)

ここのところのシャド冒は話数が多い上展開がばんばん進むので楽しいですね。
シャドウの圧倒的強さが破られるのはいつになるやら。カオスィヴとスーマの因縁にも気になるところがあります。とはいえすべては三章へ続く、ですね。キャプシティというとまたあのアイドルグループが現れる可能性が。ああ、町長もいましたね。結局黒幕ではありませんでしたけど。
こうやってシャド冒は町を戻るごとにそのときの思い出がよみがえるから面白いです。シャドウといっしょに冒険してるってのはこういう気分のことをいうんですね。たぶん。


それではそろそろお暇いたします。次週も楽しみに待っております。

 

とりあえずキャラクターを褒めておけば良い。

そういう作戦に出たようです。

しかしあらすじ型感想やキャラクター登場型感想と比べると、多少まともに見えます。

見えます。

つまりこれも進化。Evolution。立派な成長なのです。

この「感想の進化」は、休刊後の週刊チャオ サークル掲示板にて「週刊チャオ鍛錬室」を生み出すきっかけとなりました。

より感想らしい感想を。

実りある意見を。

ところがそれは同時に「敷居の高さ」を生み出すこととなってしまったのです。

良い作品を書かなければ……良い感想を書かなければ……そういうプレッシャーの中で創作活動に臨んでいたように思います。

ただそれはやっぱりどこか違っていたようです。

なぜならば、

一番小説を楽しんで書くことができていたのは、粗さも雑さもそのままに表現する2004年のぼくなのです。

 

自由に書こう

感想が欲しいから良いものを書きたい!

って気持ちは今、ぼくの中にも確かにあるんですけど、

それよりもぼくは自由な発想を大事にしたいなって思います。

作品の魅力は、小説の上手さとは関係のないところにもたくさんあるんじゃないかなって思うんです。

文章が変だったりストーリーが支離滅裂だったりしても良いのです。

作者が楽しく書くことができていれば。

だから今のぼくには、休刊後に力を入れて書いたチャオ・ウォーカーろっどの物語よりも、

月と太陽の物語がひときわ輝いて見えるのです。