週刊チャオ、まだあります

かつてチャオBBSにいた全ての人たちへ、ぼくたちはまだ"週刊チャオ"にいます。

オンライン・ドリームス

どうもこんにちは、もしくはこんばんは。ほっぷすたあです。

突然ですが、「週チャオ」って実はソニックチーム公認だった…って、知ってます?

といっても、直接お墨付きをもらった訳ではなくって、
当時ソニックチームが開発・運営していたゲームキューブのオンラインゲーム「ファンタシースターオンライン」(通称PSO)のチーム(ギルド)として、「週刊チャオ編集部」が公式に登録されていたのです。

InternetArchiveから引っ張りだしてきた、当時のPSO公式HPの週チャオ編集部紹介ページがこちら。
http://web.archive.org/web/20030411094638/http://www.sonicteam.com:80/psogc/minhiro/team/team_66.html

…うーん、当時の私の文章力。

それはともかくとして、今回はこの「週チャオとPSO」というテーマで私が一筆書いてみたいと思います。

目次

むかしむかし。

元々PSOっていうゲームは、当時のソニックチームのスタッフの一部が「ソニック担当」から分かれる形で開発を始めた、という経緯があります。
例えば、現在のPSO2でプロデューサーとしてメディアに出てくる酒井さん(今年限りでメディア露出を止めると宣言されましたが…)も、DC版ソニックアドベンチャーの開発スタッフとしてスタッフロールにクレジットされていたりするなど、20年近く経ってPSO2を運営している現在でも「ソニックの流れを汲んでいる」ゲームなのです。
実際に、PSOの製作発表時には「ソニックチームが手掛ける新作」として宣伝されていた記憶があります。

そのような経緯があったこともあり、DC版の頃、当時の旧チャオBのメンバーの中には、PSOプレイヤーが多数いました。
PSOでチャオBのメンバーがオンライン上で集まって、一緒にプレイする。
今となってはネトゲやソシャゲでは当たり前の光景ですが、ネトゲ黎明期だった当時において、これはとんでもなく新鮮なことで、当時のチャオBメンバーでもPSOにハマる人が続出しました。

ホップスターも当時何とかPSOを買ってオンラインに繋いで、ちょっとだけ参加させてもらいましたが、当時は高校生で、まだネット環境も十分ではなかった時代でしたので、あまり満足に遊ぶことはできませんでした。

布教作戦?

さて、ソニアド2バトル、新チャオBの時代に話は移ります。
ソニアド2と同じように、PSOゲームキューブに移植されることが発表され、全国のPSOプレイヤー達は歓喜しました。
ホップスターもその1人。そこで、当時の私は考えました。

「これを機に新チャオBでPSOを布教して、旧チャオB時代と同じように、PSO上でチャオラーが集まって交流する場所を作ろう!」

かくして、ホップスターのPSO布教作戦(?)が始まりました。
これが、例の痛い発言ランキング第3位の発言に繋がる訳です。あいたたた…

幸いというか何というか、GC版のPSOにはソニアド2バトルとの連動要素が用意され、テイルスチャオがPSOを通じてゲットできたり、武器として「チャオの杖」が登場していたりしていましたので、
PSOに興味を持ったり、実際に購入してプレイした人も何人かいたようですので、布教はある程度成功したといえるでしょう。たぶん。

みんなの広場

さて、冒頭の話に戻ります。
当時ソニックチームでは、PSOの公式ホームページ上で、BBSだけではなく、プレイヤーがチームの宣伝をしたり、小説やイラストを投稿できる「みんなの広場」というコーナーを設置していました。
公式がこういう場所を設けていたっていうのが、すごく2000年代初頭のインターネットっぽくて懐かしさ全開なのですが、それはとりあえず置いといて。
(今ではこういうものが全てSNSで代替される時代になってしまいましたが…便利になった一方で、寂しくもあります)

このチーム宣伝のコーナーに、私が冗談半分で「週刊チャオ編集部」として投稿をしたら、見事に載ってしまった…という訳です。
まぁ冷静に考えれば、掲載に際して余程不備があったりおかしい内容でなければ、普通投稿されたらそのまま掲載しますよね、という話なのですが。

とはいえ、実際のところ、PSO上での「週刊チャオ編集部」としての活動実績は、ほとんどありませんでした。
理由はいくつかあるのですが、最大の理由としては、チャオBでの活動とPSOでの活動をうまく繋げることができなかったことだと思います。
(個人的には何人か当時のチャオBメンバーと一緒に遊んだり、集合場所を別目的のイベントで使用したり…ということはしていましたが)

この反省を次に活かす…機会はありませんでしたが、今となってはそれもいい思い出です。

時は流れて…

あれから15年、なんやかんやでソニックシリーズからチャオの出番は減っていき、チャオラーも残り少なくなってしまいましたが、
PSOから続くファンタシースターシリーズでは、これ以降もチャオ関連アイテムが定期的に登場し続けています。

しかしその中でも衝撃的だったのが、2006年に発売された「ファンタシースターユニバース」(PSU)、及びその派生作で登場した、チャオそっくりのモンスター「ジャッゴ」の存在でしょう。

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こいつの存在は、チャオラーが見た瞬間に思わず「こんなのチャオじゃない!!」と絶叫してしまう、忌々しいものでした。
当時のPSU開発スタッフは一体何を思ってこんなモンスターを登場させたのか、全くの謎です。

現在は、2012年にサービスを開始した「ファンタシースターオンライン2」(PSO2)が現在もサービス中ですが、これには「チャオのおめん」というアバターアイテムが登場します。

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開発スタッフは何を思ってチャオをお面にしたのかは、やっぱり謎です。

さいごに。

ところで、現在サービス中のPSO2には、文字や図形を組み合わせてコミュニケーションをする「シンボルアート」という機能があります。
かなり自由度が高く、職人レベルだと自由に思った通りのイラストを描けますので、流行ったアニメキャラやネットで有名な画像ネタなんかが話題になるのですが、その中にこんなシンボルアートが出回っているのです。

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私も初めて見た時、びっくりしました。
チャオのシンボルアートを描くなんて、作者はチャオラー以外にありえないと思うのですが、作者は不明。
…という訳で、もしこのシンボルアートの作者などについて何かご存知の方がいらっしゃいましたら、情報提供お待ちしています!!