週刊チャオ、まだあります

かつてチャオBBSにいた全ての人たちへ、ぼくたちはまだ"週刊チャオ"にいます。

チャピル・チャペペ、聖誕祭への意気込みを語る

みなさん、聞きましたか?
週刊チャオが今年の聖誕祭で一日だけ復活するんですってよ!

 

・・・

 

二十年って、さすがに時が経ちすぎですよね。
今更そんなものに参加してくれるチャオラーがいるんでしょうか?
分かりません。

 

ただ、一つだけ言えるのは、チャピルは確実に参加するぜ!ってことです。

 

僕がはっきりと覚えている聖誕祭は、九年前。
小説「チャオガーデン」を投稿したときのことです。


あのとき「チャオガーデン」は週チャオ作家の間で熱烈に褒められました。
当時のチャットルームのログを見返すと、スマッシュさんが「(今年の)チャピルさんの作品を読んだらモチベが超上がるか、チャオ小説を諦めるかの二択であろう」って言ってます。そして実際にチャオ小説を諦めたかのような書き込みをするのが、ちょっとだけ流行っています。
そのあとも事ある毎にチャオガーデンは持ち上げられて、チャオ小説屈指の名作、チャピルさんの代表作、という評価を得るに至りました。
チャオガーデンで使った独白による心情表現や文学作品を意識した描写は、その後のチャオ小説の方向性を決めた……とまでいうと大げさですが、大きな潮流を産み出す波の一つにはなったと思います。

 

奇妙な話ですが、チャオガーデンによって本当にチャオ小説をやめさせられたのは自分自身でした。
チャオガーデンを投稿した後、僕はもうずいぶん長い間、チャオの出る小説を書いていません。
正確には即席で作った短編をいくつか投稿しているのですが、それはあくまでアドリブの遊び。
チャオガーデンのように本気で六万字を埋める作業とは違います。

 

僕にとって、チャオガーデンとは何だったのでしょうか?
これでチャオへの愛が証明されたと、自分を満足させるのに十分な作品だった。
自分で作ってしまった高すぎる壁で、もう一度越えるのが難しくなった。
いろんな言い訳ができると思います。

 

だけど、言い訳はあくまで言い訳です。
僕は今年の聖誕祭で、チャオガーデンに挑戦したいと思います。
チャオガーデンは面白い作品でしたが、決して越えられない壁じゃない。
九年経って僕も成長していること、それを証明してみたい。

 

まあ、言ってしまえば、腕試しみたいなもんです。
僕にとってはチャオ小説が一番長くやっている二次創作で、自分と正しく向き合える。
そこには、もはやチャオへの愛がないから、二次創作とは呼べないかもしれないですけどね。
僕以外にも「あの時はチャオ小説を夢中で書いてたけど、今は書けないなあ」って思ってる人、結構いると思います。
それがちょっと嫌になって、こじらせちゃったんです。

 

▼チャピル最新作の予告編はこちら