チャオ小説、それは終わりなき物語
どうも、ホップスターです。
チャオ20周年というメモリアルイヤー、2018年ももうすぐ終わろうとしています。
思えば今年の7月某日、残り少ないチャオラー達が集まった時に、誰ともなくこう思ったのがキッカケでした。
「折角チャオ20周年なんだし、何かやろう!」
こうして、チャオ20周年記念企画として、Twitterやブログの開設、企画の開催、そして10年振りの週チャオの復活発行と、様々なプロジェクトを行ってきました。
週チャオもチャオが誕生してから1ヵ月ぐらいで創刊したのでそろそろ20周年なのですが、週チャオ20年の歴史の中で、恐らく一番「編集部っぽいこと」をやってきた半年間だったと思います。
(週チャオの編集部って基本的に表紙を書き込むだけでしたからね…もちろん色々やろうとしたり、絵本発行なんかは実際にやったりしましたけど、これだけしっかり組織として動いて、何かプロジェクトを実行したっていうのは、20年の歴史の中でこれが初めてなんじゃないかと思います)
このプロジェクトを進める背景にあったのは、「危機感」でした。
チャオが登場して20年。当時中学1年生だった私も30代前半です。ソニアド2バトルでチャオBデビューした2002年~2003年当時の中学生ですら、20代後半。
当時30代だった大人の参加者(実際に何人かそうだった方を知っています)は既に50歳を超えている計算になります。
「20周年というこのタイミングで何かをしないと、「チャオラー」が集まる機会はもう未来永劫やってこない」
チャオを育てることができる新作がもう出そうにない以上、これから新しくチャオラーになる人が出てくる可能性は絶望的に低いでしょう。
つまり、この20周年というタイミングを逃してしまうと、どんどんチャオラーを集めることが難しくなってしまう。
例えばこれから10年後、30周年というタイミングになってしまうと、完全にチャオを忘れてしまったり、活動場所が遠く離れてしまい見つけることが難しくなったり、ひょっとしたら鬼籍に入ってしまう方すら出てきてしまうかも知れない。
(いや、あるいはもう既にいらっしゃるのかも知れませんが…)
そういう危機感が、私たちがこのプロジェクトを動かす背景にありました。
本日をもって、このチャオ20周年記念ブログ、及び週刊チャオ編集部Twitterの更新を終了させていただきます。
今までこのブログを読んでくださった方、Twitterをフォローして頂いた方、本当にありがとうございました。
このブログやTwitterによって、チャオやチャオB、そして週チャオを少しでも懐かしんでもらえたのであれば、幸いです。
そして、「週刊チャオ」そのもののこれからですが―――
チャオ小説が続く限り、週チャオはなくなりません。
確かに掲示板に表紙を書いて、そこへの返信という形で小説を投稿するという「週刊チャオ」は、恐らく今回の20周年記念特別号が最後になるでしょう。先述しましたが、正直これから先、例えば25周年、30周年は難しいと思います。
しかし、2008年に週チャオが休刊して以降も、細々とですがチャオ小説の投稿は続き、その作品を記録・収集するという形で週刊チャオ編集部が存続していたことを考えると、恐らくこれからも同じような形でさらに細々と存続していくのだと思います。
そうして、やがて気が付いたらそれも途絶え、チャオ小説を書く者が誰もいなくなってしまった、その時が「週チャオの本当の終わり」になるのでしょう。
それがいつになるのかは、誰にも分かりません。2019年以降、もうチャオ小説の投稿は1作もないかも知れませんし、ひょっとしたらまだ見ぬ誰かが引き継いで100年後ぐらいにもチャオ小説が残っているかも知れません。
でも、この20年の間にチャオラーの皆さんが紡ぎだした、数々の「物語」に、終わりなんてない、と私は思っています。
それはまさに、終わりなき物語。
この記事タイトルにも使っている「終わりなき物語」というのは、PSO2に登場するアイドルキャラ・クーナが歌う曲のタイトルなのですが、私はこの曲が大好きで、BGMとしてずっとリピートしてても全く飽きないぐらいです。
PSO2 クーナステージライブ 「終わりなき物語 」PC設定6セリフなし Ver
この曲の歌詞は、こう締めくくられます。
行こういつか、夢見た場所へ、瞳に映る世界へ!
消えない温もりを、道標に、歩いてゆこう
この歌詞が、チャオ20周年というメモリアルイヤーが終わろうとしている今の状況と重なって見えます。
これは終わりではなく、私たちがいつか夢見た、瞳に映る世界へ向かう道のりの始まりに過ぎません。
そして、その道のりは、たくさんのチャオラーたちによってこの20年間紡がれてきた数々の物語が、消えない道標となって明るく照らされているのです。
それでは皆さん、果てしなき物語のどこか、いつか夢見た世界の果てでまた逢いましょう。それまで、お元気で。