週刊チャオ、まだあります

かつてチャオBBSにいた全ての人たちへ、ぼくたちはまだ"週刊チャオ"にいます。

原点回帰、初心を取り戻せ!

みなさま、お久しぶりでございます。当時マスター(ID:016425)と名乗っていた者です。
いやぁ、恥ずかしいね!うん!誰だよこんな名前考えたやつ!俺だよ!ザ・小学生センス炸裂バカンスパラダイスだよ!!

今回、当時チャオBBSにいた人からの記事募集というのをみてさっそく名乗りを上げさせていただいた所存にございます。
理由は二つ程。
まず一つは、週チャオにまた関われるという単純な嬉しさに背中を押されました。
嘘です、押されたどころか突き飛ばされましたね。考えてたはずなのに気づいたら手がDM送ってましたし。
チャオBBSは自分の始まりの地と呼んでいいほどの場所だと思っています。
自分は当時とはハンドルネームこそ違えど、今でもいろんな作品の二次創作をいろんな場所でぽいぽこ投稿してるのですが、そもそも小説をなぜ書き出したのかって振り返るとこの週チャオがあったおかげですね。
小学生当時の自分は元々チャオ好きで、ソニックアドベンチャー2バトルはもう無茶苦茶に遊びまくっていたのをよく覚えています。
チャピルさんのチャオの書なんてかじりつくぐらい毎日アクセスして勉強してましたし、ラピスラズリというサイトにはチャオの全進化形態の画像が載ってて、さながら図鑑を食い入るように読み込む子供のように通っていました。いや、まさしく子供だったんですがね!
思い返せば、ネットマナーを多少なり学べたのもチャオBBSのおかげですねぇ……当時まだまだクソガキだった自分は色々と礼儀のなってない行動も多く、迷惑をかけた人もたくさんいました。
そういえば荒らし行為に初遭遇したのもここでしたねぇ……当時まともに喧嘩買っちゃって、それがしさんが冷静にみんなに『荒らしは無視です』と呼びかけていたのは今でもはっきり思い出せます。こんな風にネットリテラシーを一つまた一つと身につけていったわけですねぇ。

 
さて話は戻りまして、チャオについてのあれやこれやで随所盛り上がっている、そんな活気あふれる掲示板で一際輝いていたツリーがありました。
それがまさしくこの週刊チャオでしたね。
毎週更新、次々投稿される作品群。みなさまの作品、とても楽しく読ませていただいておりました。感想も確か投げたことがあったような気が……どうだったかな?確かあった、はず!です!
シャドウの冒険とか、人とチャオととか、小説事務所シリーズとか……んー、ぱっとタイトルが思い出せる作品はこの辺ですかね。ライブラリで作者名で検索かけると「あー、あったあった当時読んでたよこれ!」ってのがぽつぽつと出てきますねぇ。
冬木野さんの作品が自分はとても好きでしたね。
そうやって皆様の作品を見ていた自分でしたが、そのうちにふつふつと自分の中で湧き上がる感情があったのです。
『自分もこの中に混ざりたい。仲間に入れてほしい』
そう思って最初の小説を書いた記憶がございます。
語りたいのはやまやまなのですが、実際ざっと書いてたらなんかどちゃんこ長くなっちゃったのでざっくりカットすることとします。ごめんネ!

そして二つ目の理由、それは今回のもっかい週チャオ盛り上げようぜ!っていうみなさんの活動を素直に応援したいと思ったからです。
自分はチャオBBSがなくなってショックを受け、それでもと編集部の掲示板までは追いかけたものの、最後には活動を続けていた皆様についていけなかった人間です。
そんな自分がツイッター上で偶然にも見つけていただくことができ、今こうしてまた動き出している週チャオ編集部のことを知ることができました。
運命だと思いましたね。運命教信者の自分からしたらこれはもう最高にデステニーな再会だったと思います。
ブログの記事を拝見し、十年以上ぶりのお名前をたくさん見て、皆様の文章の癖が沁み出た記事をとても懐かしみながら読ませていただきました。
今でもとても不思議な感覚です。週チャオがまだ動いてるんだっていう現実に少しまだ実感が沸かないですね。
実際、週チャオ編集部の最近の更新には『休刊宣言』というタイトルの記事が残っていて、あのページ自体は昔とほとんど変わってませんもの。
でも、サークル掲示板を開けば2018年代の投稿があり、チャットルームを覗けば編集部の方々の会話を盗み見ることができました。
人の縁ってすごいなって思ってます。今の編集部の方々が当時から今に至るまで縁を繋いでいてくださっていたおかげで、今回自分もまたこの場を設けていただくことができました。
現編集部の方々、この場を借りて心からのお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。

チャオ小説は……おそらく、もう書くことはないんじゃないかなって思います。
上述しましたように今でも創作活動は続けております。ジャンルを転々としながらやってますけど、結局長期連載予定だった作品はどのジャンルでもぽしゃってしまい、今は細々と短編を投げて生活しています。
チャオBBSを出て、その次に活動していたサイトで出来た創作仲間を中心にのんびりと続けている次第です。
しかしながら自分はバトルプログラムしかり、その次のサイトで投稿していた作品しかり、数多く作品をこのネットの海に投稿してきましたが、連載作品で完結まで書き切れた作品は一つもありません。
それでも、まだまだ途中のその物語を面白いと言って褒めていただき、感想をくださった方々がたくさんいました。それは本当に進行形で書いていた時にはもう嬉しくて嬉しくてたまらなかったですね。
少し自画自賛となりますが、今でも友人から「○○の続きはよ!」ととっくに更新の止まってしまっている作品を催促されることがあります。当然、もう筆を折ってしまった作品なので続きを書くことはないのですが、それでもそう催促されること自体はとても嬉しく思ってしまうのです。
期待だけ人にさせて、何もせずに称賛を浴びて喜んでるのです。悪い子ですねえ。贖罪程度にと、そのシリーズの短編をぽろっと零すことぐらいはしております。じゃなきゃ、支えてもらってる恩返しができませんものね。

正直なことを申し上げますと、最近小説を書くことに疑問を感じておりました。
いくつもの未完結作品を投げ続け、結局自分にはモノを続ける才能がないんじゃないかと時々苦悩しています。
小学生当時出会った執筆活動という趣味を細々とではありながらも、24の社会人となってもこうして続けていることは一体なんなんだろうなと考えています。
何か最後まで書ききりたい。一つでも自分が生み出した物語を完結させてみたいという思いがずっと自分の中に燻ぶっているのを感じております。

『夢ってのは呪いと同じなんだ。呪いを解くには、夢を叶えなきゃいけない。……でも、途中で挫折した人間はずっと呪われたままなんだ。』

某作品の言葉です。放送当時はさっぱりわかりませんでしたが、今は身に沁みるほどに実感している言葉ですね。
こうして今の素直な執筆活動への思いを文字に起こすのは初めてのことでしたが、それでもやっぱり答えは出ません。
でも、この機会をいただいたおかげで気づけたことがいくつかあります。
まず、こうしてブログ記事を書かせていただけることになって、張り切ってとんでもない量の書きたいことを全部文字に起こしかねないほどに楽しく書かせていただいていること。
それが前々苦じゃなくて、やっぱりすらすらと書きたいことをアウトプットできることはとても楽しくて気持ちいいものですね。昔はそれができてたけど、今はやれ文体が表現が設定がと難しく考えてしまうせいでできなくなってしまったのかなと思ったり。
それからもう一つ、週チャオという自分の原点に触れたおかげで、自分の初心を思い返すことができたことです。
『仲間に入れてほしい、だから書き始めた』
プロットも何もなくその時その時の思い付きで話を考えては展開していたあの作品は通して見返してみると話のテンポが悪かったり、グダグダした展開が続いたり、投げ槍のような短い回が投稿されていたりと散々です。
標語にもありますとおり、やはりあの作品も自分の中では一種の黒歴史と呼べるものでしょう。実際最初は読み返そうと開いた一話の一行目からすさまじい拒絶反応を起こして秒でブラウザバックしてしまいました。
ですが、やはり当時の自分なりに考えて考えて考えた作品というべきか、表現の拙さに目をつむればやっぱり面白い作品だと思うのです。
実は以前に今の友人に、ライブラリのバトプロを読んでもらったことがあります。
当たり前ですが、最後までどころか序盤も読み切ってもらうことができず、自分自身まぁ当然かーと思っていました。
それでも、今の友人に読んでもらいたいって思えるぐらいには『バトルプログラム』という作品に今でも自分は自信を持っているということに気づくことができました。
そしてなにより、書くこと自体を楽しんでいたというとっくに見失ってしまっていたことを思い出すことができました。
今、自分のメモ帳には書きかけの話や思いついたネタだけが殴り書きされているだけで一切物語に昇華されずに眠り続けているものがたくさんあります。
それらはきっと面白い!これならみんなに受ける!そんな風な理由で書き留めていたのがほとんどだったと思います。
ちょっと、いったんそんなメモ帳からは目を背けて、多少無茶苦茶でも、文字通り童心に帰って楽しく書ける小説を書いてみたいなって今は思います。
そうしてみたら、少しはスランプもマシになるかなと思うのです。

結局、昔のようにスラスラと書けなくても、苦悩しながらストーリーや会話を組み上げて書いていても、更新頻度が数か月に一回程度だったとしても。
なんとなく、自分は小説からは離れられないんじゃないかなって思います。
だったら、少しでも自分が小説を書くことを嫌いにならないように、たまには自分だけの自分のための物を書かなきゃやっぱりやってられないっすよねぇ!!やっはーいっ!!
これも全部週刊チャオってやつの仕業なのだ……いやはや、語弊でもなんでもなくその通りですねぇ。罪深き企画ですよこれ。24歳を小学生気分に戻しちゃってどうしてくれるんですかぐへへへへたのちいなぁ。

やー、見返してみるとチャオBBSというより自分の小説語りみたいになっちゃいましたね……申し訳ないとは思いながらも、こういう小説に対する今の気持ちを吐き出す場所がなくて困ってたのでめちゃくちゃありがたいです。
と、最後は少々独りよがりな文章となってしまいましたが、この辺で仕舞いとさせていただきましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。この度の週刊チャオ復活プロジェクト、陰ながら応援させていただきますので、現編集部の方々頑張ってください!!
それでは、マスターでした!!さようなら!!










~余計な話~
フォル「………………え、出番あんの?」
カイ「普通に綺麗に締まったよね今!? ほんとに余計だよねこれ!?」
メタル「上の文章書ききって満足感に浸りながらふっと『そうだ、やっちゃうか』って書き出しちゃったらしいよ」
バース「作者(こいつ)、小説書くことに疑問を感じておりました、とか言ってる割にノリノリじゃねぇか……」
レスト「結局、他にできる芸があるわけでもなく、創作に縋るしかないといったところじゃないか?」
エルフィス「でもみなさん懐かしいですね~、作者もみんなの容姿をしっかり覚えてたことにびっくりしてるみたいですよ?」
フォル「すげぇな、俺たちみんな実際に育てられてたチャオがモデルなわけじゃなくてバトプロっていう創作用に生まれてきたのに……」
カイ「ニュートラルってなんだよって作者が当時頭抱えてたのが懐かしいねぇ」
メタル「あの頃はヒーローとダーク以外の属性があるなんて露にも思ってなかったもんね」
バース「我がことながらなんだけどさ、俺よくお前ら三人の中にするっと馴染めたよなぁ……突然の過去からの追加キャラだったわけじゃん?」
レスト「まぁ、そうだな……確か、しがみついていたとかなんとかだったか?」
エルフィス「タイムマシンの脳内イメージ完全にドラえ○んのそれでしたもんねぇ……」
フォル「しかしまあ、思い返すと当時ハマってたものが何かすーぐわかる設定の多いこと多いこと」
カイ「シルバとシンは完全に銀さんとぱっつぁんだし……」
メタル「マフィアにパーツばらされたのはリボ○ンだね」
バース「あの盗賊団のルゥとレイなんて名前までそのままだしな……」
レスト「ピンキーはマリオス○ーリー、ゼロは……ロッ○マンだな」
エルフィス「チャオレンジャーはオノレ○ジャーですね、改めて見返すとそのまんますぎて……」
フォル「黒歴史大量生産だなぁ……ま、そこも含めていい思い出ってか?」
カイ「そうだねぇ。そういえば、テンオウとレンファは別サイトの連載にもゲストで出たらしいじゃない?」
メタル「あー、らしいね。その作品ってエルフィスもでてなかった?」
エルフィス「えへへ、お恥ずかしながら人間のキャラとして出演させていただいておりましたよ」
バース「わりとポジションは重要だったけど、結局一回しか出なかったけどな」
エルフィス「あう……」
レスト「まぁ、そんなもんだ。今後も作者(あいつ)がどこかで創作を続けるなら、また俺たちが出てくることもあるんじゃないか?」
メタル「アハハ、かもねぇ」
カイ「どこかで僕らを見かけたら「もしやこの作者……」って思ってくれていいかもね」
フォル「ま、それもどーなるこっちゃわかんねぇことだけどな」
バース「……ところでこれいつまでやんの? 余計な話シリーズってクッソ短かったよな?」
メタル「んー、正直止め時に困ってるのが本音みたいだよ?」
フォル「はいはい、じゃーやめやめ! ここまでにしよう! おしまーい!!」
カイ「いや流石に投げ槍すぎるだろ!? えーとえーと、あー…………ありがとうございました!!」
エルフィス「みなさま、お付き合いどうもでしたー!」